忍者ハットリくん列車 乗車記録 2008/7/20

氷見線を訪れるとき、ぜひ乗ってみたいのが忍者ハットリくん列車。
土休日の昼間に4往復運転されています。

ハットリくんやシンゾウ、獅子丸などのキャラクターとともに、立山連峰や地元の名物であるぶりなどが描かれています。
カラフルでとても賑やかな車両です。(車両自体は非電化ローカル線ではよく見かけるキハ40系ディーゼルカーです。)





中もハットリくんのイラストでいっぱいです。
私が乗った時は気付かなかったんですが、藤子不二雄Aさんのサインもしてあるそうです。
乗る機会があったら探してみてください。

楽しみはこれだけじゃありません。車内放送ではハットリくんの声で観光案内があります。
普通の女性の声のテープで、停車駅の案内や「携帯電話はマナーモードで」などの放送が流れたあと、ハットリくんの声で観光案内が流れてきます。
個人的にはアナウンスも全部ハットリくんの声でやってほしかったかも・・・
この観光案内ですが、聞いていると車窓の見どころが分かり結構勉強になります。



沿線の車窓ですが、高岡を出てしばらくは住宅街の中を走り、能町〜伏木では化学工場?の真ん中を走り抜けます。
そして、越中国府〜雨晴では海沿いぎりぎりを走ります。
海が見えるのは高岡から氷見に向かって進行方向右側で、下の写真のように本当に間近に見えます。
冬や春の晴れた日には富山湾越しに真っ白な雪をかぶった立山連峰を見ることができるそうです。
訪れた時は雲があったので残念ながら立山連峰は見えませんでした。
沿線には海水浴場があって、電車を利用して泳ぎに行く地元の海水浴客も多く、海沿いを走る路線の雰囲気を味わうことができました。



豆知識
忍者ハットリくんの作者、藤子不二雄A(安孫子素雄)先生は、氷見市生まれの高岡育ち。
ちょうど2つとも氷見線沿線の都市です。きっと藤子不二雄A先生も氷見線によく乗ったのだろうと思います。
忍者ハットリくんのアニメが公開されたのは1981年〜1987年。ちょうど私が生まれたころです。
けっこう昔ですね。というわけで自分はハットリくんのアニメを見たことはありません。
ちなみにワタクシ、せっかくハットリくん列車に乗るのだからということで、予習?に忍者ハットリくんのマンガを買って、旅の途中に読んでました。
ハットリくんや藤子不二雄先生ファンなら一度は乗っておきたいこの列車、実は子供よりも、30代くらいの人が乗ったほうが楽しめるかもしれません。

ちなみにマンガをテーマにした列車としては他に、仙石線のマンガッタンライナー(石ノ森正太郎)、境線の鬼太郎列車(水木しげる)が有名です。


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