飛騨古川(白壁土蔵街 飛騨の匠文化館)訪問記録 2006/10/21
 
 飛騨古川駅から歩いて5分くらいのところに江戸時代の面影が残る白壁の町並みがあります。
通りには小川が流れていて、それがなんともさわやかです。
街中なのに流れはかなり速かったです。
たくさんの鯉が流れに逆らうように必死に泳いでました。
また、木製の灯篭や柳の木が通りに沿って並び、風情があります。
夕暮れ時に訪れたら灯篭に明かりがともってきれいだろうなあと思います。



 街中には見所がいくつかあります。
 まず伝統的な和ろうそくを作っている「三嶋和ろうそく店」。
職人が一本一本手作りでろうそくを作る作業を見学することができました。
作業内容も説明してくれるので興味深かったです。
 次に造り酒屋「蒲酒造場」でおみやげにお酒を買いました。
お店に入ると立派な蔵になっていて、いかにもいい酒がありそうだという感じがして、つい買ってしまいました。
お店の人も気さくな感じの方で、作っているお酒についていろいろ説明してくれました。

 最後に行ったのは「飛騨の匠文化館」
ここでは飛騨で活躍した大工たちの技について展示されています。
のこぎりやのみなどの道具や、いろいろな種類の材木について展示されていて勉強になりました。
また、釘を一本も使わないで作るのが飛騨の匠の特徴的な技です。
木をのみで加工して継ぎ手を作り、組み上げています。
ここでは、その継ぎ手部分がどのような形になっているのか、実物が展示されていました。
実際に自分でばらしたり組み立てたりすることができるものもありました。
これはやってみるとパズルのように複雑で、けっこう難しかったです。
こんな複雑で頑丈な組み方を編み出した大工たちの技に感心しました。
木組の種類は何種類もあるのでやってみると楽しいと思います。

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