呉海事歴史科学館(大和ミュージアム) 訪問記録 2008/1/3

 大和ミュージアムは呉駅から南へ5分くらいのところにあります。
なかなか立派な建物です。
建物の前には軍艦の主砲や錨などが展示されています。
 
 
 隣にある「てつのくじら館」の潜水艦です。
すごい迫力です。周りに写っている車と比較するとその大きさが分かると思います。
ただし、私が訪問した日はお正月休みで中には入れませんでした。


 大和ミュージアムのシンボルである、戦艦大和の10分の1の模型です。



 展示内容はかなり充実していたと思います。
軍港としての呉の紹介や、大和に使われた新技術の紹介などがあり、当時の図面や作業者の道具が展示されていました。
しかし、一番印象に残ったのが1945年4月7日、大和沈没のときの紹介です。
大和は沖縄へ向かう途中の海上で、米軍の攻撃を受け撃沈しました。
約3000人の乗員のうち生き残ったのはわずか269名でした。
館内では生存者のインタビューがスクリーンで流れていました。
その中の「大和ともに私の青春は終わった」という言葉が印象に残りました。
順路の最後には、現在海底に沈んで横たわっている大和の模型や引き上げられた部品が展示されていました。
当時の最新の技術と巨額の資金をかけて造船され、不沈艦と言われ帝国海軍の誇りだった大和も鉄の塊となって沈んでしまった。
戦争のむなしさを感じました。

いろいろと考えさせられる内容でした。
個人的には、こういう場所は一人旅がお勧めです。
ここは、広島の原爆ドームとセットで訪れると良いかもしれません。


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