大歩危駅は、大歩危峡や祖谷観光の拠点になる駅で、すべての特急列車が停車します。また、駅前からは祖谷のかずら橋方面へ向かうバスが出ています。
駅を出たらまず橋を渡って対岸の国道32号へと向かいます。
橋の上から振り返って見た大歩危駅です。険しい地形の中に駅があることが分かります。まさに崖っぷち。
国道沿いを北へ向かって15分ほど歩きます。歩道がきちんと整備されているので安心して歩くことができます。歩道からの渓谷の眺めもなかなかのものです。
ラピス大歩危という観光施設の前を通り少し歩くと、「大歩危峡まんなか」というレストランとお土産屋があります。ここで、観光遊覧船の乗船券(大人1050円)を買い、乗船場へと向かいます。
船は畳敷きになっていて、靴を脱いで上がるようになっています。なかなか快適です。
川の色は吸い込まれそうな深緑色をしています。いちばん深いところでは20メートルもの深さがあるそうです。川にはコイなどの魚がおり、船頭さんがえさを投げるとたくさん寄ってきます。
両岸の岩にも注目です。斜めに傾いた地層が露出しています。獅子岩というライオンの形の岩も見ることができます。
しばらく川を下ると、船はUターンして、今度はエンジンを使って一気に川を上ります。約30分の船旅でした。