四国の玄関口である高松駅。4面9線の頭端式ホームの駅舎です。ここからマリンライナーや四国各地へ向かう特急列車が発車していきます。鉄道好きにはたまらない駅です。自動改札機が導入されていますがこれはJR四国では貴重な存在。2008年9月現在、自動改札機が導入されているのは高松駅と高知駅のみです。四国各地の主要駅では昔ながらの有人改札が残っています。
駅舎はガラス張りの現代建築で、駅周辺には高層ビルもあり、都会的な雰囲気の駅です。とはいえ、ごちゃごちゃした感じはなく、広い駅前広場は開放感があり、他の県庁所在地の駅に比べてすっきりしていて洗練された雰囲気があります。海も近く遊歩道や噴水も整備されているので、乗り換えのついでに途中下車して気分転換するにはぴったりの環境が整っています。
駅を出てまっすぐ2〜3分くらい歩いて信号を渡ると、高松城址を利用した玉藻公園の入り口が見えてきます。立派な松の木が並んでいます。入園料は大人200円、子供100円です。
高松城の特徴は、堀に海水を引いていることです。そのための水門を見ることができました。
その関係でこの堀にはなんと鯛がいて、えさやりもできます。鯉のえさやりだったらけっこうありますが、鯛にえさやりというのは珍しいんじゃないでしょうか?
残念ながら天守閣は残っていませんが、月見櫓という櫓(やぐら)が残っています。櫓とは言えなかなか立派です。残念ながら中を見ることはできませんでした。
敷地の一角に披雲閣という藩の政庁及び藩主の住居として使われていた建物があります。中はとても広く日本庭園も見事です。一部は公開されていて中に入ることができました。縁側に座って日本庭園をながめると心が安らぎました。